MPEG2
MPEG2の概要を調査してみた.
MPEG2は放送,つまりテレビやHDTV(High Definition Television:高解像度テレビ)や蓄積メディア,通信に適用される.MPEG2では,符号化アルゴリズムについては適用していない.成果物が規格にあえばよい.伝送速度や解像度などはプロファイルとレベルの組み合わせによっていくつかにクラス分けされる(この組み合わせを「プロファイル名略称」@「レベル略称」で表す).
プロファイル
レベル
プロファイルとレベルの組み合わせによって,デコード方法が異なる.仕様では11個の「コンホーマンス ポイント」と呼ばれるプロファイルとレベルの組み合わせがある.
| プロファイル名 | スケーラビリティ | 色分解能力(Y:Cr,Cb:Cn) |
|---|---|---|
| High(HP) | 空間,SNR | 4:2:2,4:2:0 |
| Spatial(SSP) | 空間,SNR | 4:2:0 |
| SNR(SNP) | SNR | 4:2:0 |
| Main(MP) | なし | 4:2:0 |
| Simple(SP) | なし,Bフレームなし | 4:2:0 |
| レベル | 伝送速度(Mbps) | 画素数/ライン | ライン数/フレーム | フレームレート(FPS) |
|---|---|---|---|---|
| High(HL) | 80,100 | 1920 | 1152 | 60 |
| High-1440(H1440) | 60,80 | 1440 | 1152 | 60 |
| Main(ML) | 15,20 | 720 | 576 | 30 |
| Low(LL) | 4 | 352 | 288 | 30 |
- SP@ML
- MP@HL
- MP@H1440
- MP@ML
- MP@LL
- SNP@ML
- SNP@LL
- SSP@H1440
- HP@HL
- HP@H1440
- HP@ML
プロファイルの表にあるスケーラビリティには,以下の三つがある.
- 空間スケーラビリティ
- 空間解像度のことなる画像を混ぜる.
- 時間スケーラビリティ
- FPSがことなる画像を混ぜる.
- SNRスケーラビリティ
- 画質のことなる画像を混ぜる.
MPEG2で符号化されたオーディオとビデオのビットストリーム(ES:Elementaly Stream)を多重化(両者をくっつける?)したストリームには,PS(Program Stream)とTS(Transport Stream)がある.PSは蓄積メディア向けで,TSは放送向けらしい.PSとTSを相互に変換する技術もある.両者の違いは,誤り訂正に伴う冗長性とデータ量らしい.
MPEG2 AAC(Advanced Audio Coding)は,音声符号化である.モノラル音声から5.1チャンネル音声までを,10分の1に圧縮するAdvancedな符号化方法である.Advancedなのだが,帯域が大きいときは,MP3の方がよい音質を保つことがあるらしい.

